行政書士のお役立ちブログ

新車新規OSS 車両特定番号による申請の流れとポイント

こんにちは。
少しずつですが日中の気温が上がって来て、日や所によっては もう春がすぐそこまで来ているという感じがします。一方、これからは花粉症の時期となりますので、症状にお悩みの方々にとっては、また大変な季節になってくるかもしれません。万全な対策でお過ごしください。

さて、弊所において先月から今月までに はじめて
普通車 新車新規OSS 車両特定番号による申請 をさせていただきました。
新型コロナウイルス感染症による部品調達の遅れの影響で、メーカーによる自動車の完成が遅くなり、登録が1月から2月にずれましたが、無事登録まで完了しました。
今回は、その手続きの一連の流れをお伝えします。

必要な情報や書類・流れについて

当初は、車台番号が1月21日に分かり、1月26日に登録→すぐに納車、という予定で 1月19日に情報や資料をいただきました。
その前から車庫証明の情報をいただいており、あらかじめ所在図・配置図を準備しておきました

◆車両情報
型式指定番号・類別区分番号
長さ・幅・高さ・種別(3ナンバーか5ナンバーか、など)・自家用か事業用か
型式・車の色
車両特定番号(車両特定番号は、ディーラーコード+注文番号)

◆必要書類
【所有者】 印鑑証明書・委任状
【使用者】 住民票・委任状
車庫証明関係書類 自認書や承諾書、車両保管場所がわかる略図

◆税関係情報
課税標準額・自動車税・環境性能割・税額・種別割・金額(ただし登録月が変わると、税額が変わる)

◆登録情報
登録希望日、車台番号がわかるおよその日

1. 希望ナンバーを 型式で申請  1/19

2. データ作成 1/19

上記の資料・情報を参考にして、新車新規OSS申請データ作成。車庫の所在図・配置図を作成。

3. データ送信 1/19

4. 受付審査(管轄の運輸支局に、登録の印鑑証明書や委任状 提出) 1/20

5. 都道府県警察へ保管場所 審査手数料 納付 

6. 警察署による保管場所審査開始 ※1~3日程度

7. 警察署による車庫審査 通過 → 車台番号取得中へ

8. ディーラー様による車両特定番号と車台番号の結びつけ 2/3
   翌日、保管場所標章手数料 納付 2/4

9. 登録検査手数料 納付待ちへ

10.  登録日に、登録手数料納付 → 情報技術管理手数料 納付

11登録審査開始 → 登録審査通過後 重量税 納付

12税審査開始(自動車税事務所) → 審査完了後 自動車税 種別割、環境性能割納付

13.  手続き完了 2/8

完了後は、車検証や封印受領・プレート購入受け取り・プレート取り付け・封印となります。

実際には、車台番号取得が メーカーの車両生産の遅れから 予定よりも2週間遅くなりました。

車両特定番号と車台番号の結びつけ → 保管場所標章手数料 の納付が、
いつできるようになるかがポイントとなります。
OSS申請データ作成時に、車両特定番号を間違えないように!

今回は以上で終わりますが、次回の記事で「新車新規OSS(車台番号による申請、特定番号による申請)、通常の窓口申請の違い」を解説します。

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