行政書士のお役立ちブログ

OSSのメリット①車庫許可がデータで飛んでいく

こんにちは。行政書士の池田です。

自動車OSSの手続きがもっと普及して、自動車の手続きに関わる方々がもっと幸せになるといいなぁと思い、いつも業務に取り組んでいます。
寒くなりましたので、体調管理やお車のメンテナンスには十分お気を付けください。
これからの寒い時期は、特に エアコンの使用で大きな負荷がバッテリーやエンジンにかかります。点検時などに十分状態をご確認ください。

さて、前回は「OSSのデメリット」をお伝えしましたが
今回から「自動車OSSのメリット」車庫から登録までのことを、少しずつお伝えしたいと思います。

OSS登録の最大の特長・メリットは
車の保管場所、車庫証明の許可後 すぐに許可データとなって運輸支局に届き、速く登録ができる 
ということです。

許可データは ネットで警察署からOSSセンターに行き 最終的に登録の運輸支局まで届いて登録がスタートします。
(車庫証明を警察署に紙申請(窓口申請)で進めると、車庫標章決済と同時に)
イメージとしては、昔むかしのお話ですが まだ交通網や宅配便があまり発達していなかった頃に、伝書鳩が遠いお届け先へ誰よりも早く大切な手紙(書類)を運んでくれる、というような感じです。
(どんなイメージ?実際はネット上で ほぼ一瞬で 許可データが反映されます。)
先日の記事では、OSSのデメリットのひとつに 通信回線・システム上の不具合があると手続きが止まってしまう ということをあげました。
そのような不具合がある・システム障害が起こる、という可能性はゼロではない 不確実なものであることは間違いありませんが、通常は1年に一度・数年に1度程度と考えられます。
私が住む岐阜県中津川市は、岐阜ナンバーの中でも一番遠方にあたり、岐阜運輸支局まで行くのに 高速道路で1時間20分ほどかかります。
車庫証明から登録までのご依頼をいただくとき、「最短・急ぎの登録で」とお話があります。その時には、車庫申請後、証明交付日当日の朝一番に警察署で車庫証明書を受け取り、そのまま岐阜運輸支局に走ります。
岐阜運輸支局までの道のりで 問題がなければスムーズに行けますが、例えば 交通事故や冬の大雪や台風などの悪天候により道路が通行止めになってしまうと、岐阜まで行こうとしてもいけない場合があります。
登録の添付書類の運輸支局提出用 車庫証明書を 紙(書面)で受け取っているため、この証明書原本を 運輸支局窓口に直接提出しなければ その日の登録ができないといったことが起こってしまいます。
データ通信網(=OSS申請)も、道路網(窓口申請)も、どちらも100%安全かつ安心・事故がない・トラブルがない、というわけではありませんが
車庫許可データが紙(書面)ではなくデータとなる、というのは かなり大きなメリットと思えます。

今回は、自動車OSS 登録のメリットのひとつをお伝えしました。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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